こんにちは、ひらのすけ(@hiranosuke_life)です。
毎日のコーヒー。
どこのコーヒー豆を使っているか知っていますか?
「モカ」とか「高級キリマンジャロ」とか聞くけど、なんのことかわからない!
お米やお肉などと同じように、コーヒー豆も産地や種類によって味わいが大きく異なります。
今回はコーヒー豆の基礎知識と種類、その特徴をご紹介します。
あなたのお気に入りを探しましょう!
この記事はこんな人にオススメ
■コーヒー豆の特徴を知りたい!
■コーヒー豆の色々楽しみたい!
この記事の結論
コーヒー豆はさまざまな種類がある!
それで味と香りはほとんど決まる!
飲み方はあなたの好みでコーヒー豆を選びましょう!
コーヒーの種類

植物学名は「アカネ科コフィア属
コーヒーは植物学的には「アカネ科コフィア属」に属します。
その中でも種類としては以下の3種類に分けられています。
- アラビカ種
- この種が流通する8割を締めています。
香りが良く、酸味が特徴の種です。
種改良種や派生種も多く、世界のコーヒー人気を支えています。 - カネフォラ種
- 苦味が強いのが特徴です。
アラビカ種と比べて安価で、缶コーヒーやインスタントコーヒーに利用されることが多いです。 - リベリカ種
- ほぼ流通していない種です。
西アフリカが原産ですが、一般用としてはほぼ流通していません。
果実が成熟するのに時間がかかることなど、栽培に手がかかるため、広がっていません。
産地や国名で分けられる銘柄・品種
僕たちが豆を買うときによく目にするものはこの「銘柄(品種)」です。
「モカ」や「キリマンジャロ」、「グアテマラ」などを聞くことが多いですね。
これらは生産地やそれに由来する場所などから名付けられます。
代表的な品種の種類と特徴は後述します。
豆1種類を楽しむ「ストレート」、複数種類を楽しむ「ブレンド」
カフェなどでよく目にする「ブレンド」と「ストレート」というメニュー。
あまり意識していないかもしれません。
実は以下のようなことを意味しています。
- ストレート
- 1種類のコーヒー豆から抽出したもの。
その豆本来の味、香り、特徴を楽しむことができます。
カフェでは「ストレート」と記載される場合や、品種名で記載されていることは多いです。
ex.「モカ」、「キリマンジャロ」など - ブレンド
- 複数のコーヒー豆を利用して抽出したもの。
複数の豆をバランスよく混ぜることでそれぞれの良さを活かせます。
どの豆をどの割合でブレンドするかで味か変わります。
カフェでは「ブレンド」と書いてあることや、オリジナルメニュー名で提供しているところがあります。
ex.オータムブレンド、ウィンターブレンドなど
ブレンドはお店ごとに味が異なるのが楽しい要素の1つですね!
コーヒー豆の選び方と銘柄別の特徴

コーヒー豆を購入する際、以下のポイントで選んでみましょう。
- 産地(銘柄・品種)
- 焙煎レベル
それぞれの特徴を押さえて、あなた好みの組み合わせを探しましょう!
産地(銘柄)
なんと言っても味や香りを左右するのは、コーヒー豆の銘柄です。
コーヒー豆は今や世界約60カ国以上で栽培されています。
その土地の気候・風土にあった栽培方法がとられています。
そのため形や味・香りがそれぞれ個性的になります。
代表的な銘柄を紹介します。
- モカ
- モカはコーヒーの原産国・エチオピアで生まれた品種です。
つまり最も古いブランドであり、その影響もありイタリアなどではコーヒーのことをモカと読んだりします。
味の特徴はフルーティーで爽やかな酸味を感じる味わいです。
流通量も多く、最も馴染みのあるコーヒーの一つと言えます。
た「モカ」の名前はイエメンのモカ港から輸出されたことが由来です。 - グァテマラ
- グァテマラの国名がそのまま着いた品種です。
特徴は果実系を思わせる強めの酸味とコクがあり、芳醇な香りが特徴です。
コーヒー豆の輸出国としてアメリカ、カナダに次ぎ、日本が3位と日本でも多く飲まれています。 - ブルーマウンテン
- ジャマイカ産のコーヒーで、最高級品質と呼ばれる豆です。
香り高く、軽い口当たりと爽やかな喉越しのコーヒー。
その「黄金のバランス」と呼ばれるほどコーヒーのいいとこ取りをしたようなコーヒー。 - ブラジル・サントス
- コーヒー生産量世界一のブラジルが産地。
クセが少なく、程よい苦味と酸味でバランスの取れたコーヒーです。
初心者や苦手な方でも飲みやすい豆と言えます。
ブラジルのサントス港から出荷されることからサントスコーヒーと呼ばれています。 - ケニア
- ケニアが原産の豆です。
特徴は強いベリーや柑橘系を思わせる酸味です。
その豆の特徴を際立たせるため、浅煎りで提供するお店も多いです。
一方、中〜深煎りで甘味を楽しめるのがこの豆の特徴です。 - キリマンジャロ
- タンザニアが産地のコーヒー豆です。
強い酸味とコクが特徴で、少々クセが強めのコーヒー。
世界最高峰の山峰「キリマンジャロ」で栽培されていることからこの名で呼ばれています。 - コナ
- ハワイのコーヒーでお馴染みのコナ。
苦味が少なく、柔らかい酸味と花のような香りとクセのない味わいが特徴です。
コーヒーの苦味が苦手な方にもオススメです。
品種 | 生産国 | 特徴 |
モカ | エチオピア (原産国) | フルーティーで爽やかな酸味 |
グァテマラ | グァテマラ | 強めの酸味と芳しい香り |
ブルーマウンテン | ジャマイカ | 軽い口当たりと芳醇な香りで滑らかな咽越し |
ブラジル・サントス | ブラジル | 世界一のコーヒー生産量の国 程よい酸味と苦味香り高さ |
ケニア | ケニア | ベリー、柑橘系の酸味 |
キリマンジャロ | タンザニア | 強い酸味と甘酸っぱい香り |
コナ | ハワイ | スッキリとした酸味で苦味が少なく、コク深い |
焙煎レベル
コーヒー豆の次に味の決めてになるのは「焙煎」です。
焙煎とはコーヒー豆を炒る加熱作業
収穫された生豆は味も香ばしさもほとんどありません。
これを焙煎することで豆に含まれる成分が変化します。
その結果、あの美味しい苦味や酸味、香りが生まれます。
焙煎レベルの特徴
焙煎レベルは基本的に8段階で分けれらます。
浅く炒ったものほど酸味が強く、深く炒ったものほど苦味が強くなります。
- ライトロースト
- 軽く焦げ目が着いた程度。
コーヒー豆本来の風味を感じられますが、香りやコクは不十分で青臭さが残ります。
また自分で焙煎する際は均一に火を通すのが難しいです。 - シナモンロースト
- ごく浅い煎り方で豆によっては青臭さが残るものもあります。
一般的には飲用としては提供することは少ないです。
ごく稀に柑橘系の風味を持つ豆でこのレベルでいることで特徴を際立たせることもあります。 - ミディアムロースト
- いわゆる「アメリカンコーヒー」として提供される煎り方です。
中煎りに分類されますが、味わいは浅煎りのような酸味を感じられます。
軽いスッキリとした味わいです。 - ハイロースト
- コーヒー豆が鮮やかなブラウン色になる焙煎レベルです。
一般的にはこのレベルで飲まれることが多く、一番馴染みのある味わいになります。 - シティロースト
- 最も標準的な煎り方であり、こちらも一般的に飲まれることが多いレベルです。
またエスプレッソなどもこのレベルで淹れることが多くなっています。 - フルシティロースト
- かなり黒めのブラウンの豆色になるレベルです。
シティロースト同様、エスプレッソなどで提供されることが多いです。
またアイスコーヒーなどの「炭焼コーヒー」もこのレベルで焙煎することが多いです。 - フレンチロースト
- 強い苦味と香りが楽しめます。
カフェオレやウィンナーコーヒーなどのアレンジコーヒーに適しています。
またアイスコーヒーをこのレベルで入れる場合もあります。 - イタリアンロースト
- 豆はかなり黒に近い色となります。
強い苦味、濃厚な味わいが特徴です。
もっとも深い煎り方で焙煎時は焦がさないよう注意が必要です。
段階 | 度合い | 苦味 | 酸味 | 口あたり/飲み口 |
ライトロースト | 浅煎り | 弱 | 強 | 柔らか/スッキリ |
シナモンロースト | 浅煎り | | | | | | |
ミディアムロースト | 中煎り | | | | | | |
ハイロースト | 中煎り | | | | | | |
シティロースト | 深煎り | | | | | | |
フルシティロースト | 深煎り | | | | | | |
フレンチロースト | 極深煎り | | | | | | |
イタリアンロースト | 極深煎り | 強 | 強 | 深いコク/濃厚 |
コーヒーの飲み方も意識してみる

一言で「コーヒー」と言っても、さまざまな種類があります。
ブラックコーヒー以外にもさまざまなアレンジコーヒーがあります。
あなたが飲みたい、好みの飲み方を選びましょう。
そしてその飲み方にベストなコーヒー豆や焙煎方法をマッチさせてみましょう。
例として、以下のような代表的な飲み方があります。
- エスプレッソ
- フルシティローストなど深めの煎り方で焙煎した豆を利用します。
豆はかなり細かく挽き、圧力をかけながら抽出するコーヒーです。
濃度が高く、コーヒーのうまみを凝縮して楽しめます。
エスプレッソの特徴として表面に「クレマ」という膜ができます。
抽出時、水分と油分が乳化して生まれるものです。
クレマが生まれることで、一層香りがよく感じられ、口当たりの柔らかさも感じられます。 - カフェオレ
- ドリップで抽出したコーヒーへ温めたミルクをコーヒーと同量で合わせた飲み方です。
コーヒーの苦味とミルクの甘味をしっかり感じられる飲み方です。
フランスで生まれた飲み方で「オレ」は牛乳とともにという意味を指します。
一般的にドリップコーヒーはシティロースト〜フレンチローストなど深煎りのコーヒーを利用します。 - カフェラテ
- カフェラテはエスプレッソ抽出したコーヒーへスチームドミルクを注ぐコーヒーです。
イタリア生まれの飲み方で、エスプレッソとミルクの割合も1対4で割ります。
エスプレッソを利用するため、苦味も楽しめる飲み方です。
さいごに
いかがでしたか?
今回はコーヒー豆の種類や特徴を中心にお伝えしました。
なんと言っても味や香りはコーヒー豆で決まる部分が大きいです。
ぜひあなた好みのコーヒー豆を見つけて、楽しいコーヒーライフを送りましょう!
ひらのすけ